先日のエントリ 投資の要点「長期」「分散」「低コスト」 で、バンガード社のWebサイトに掲載されている 投資入門 を紹介しました。

 9月に入ってから、バンガード社は新たなコンテンツ バンガードCEOビル・マクナブからのメッセージ「市場が乱高下しているとき、何をすべきか?それは「何もしない」こと」 を公開しています。そこには、「投資家が守るべき3つのルール」と「市場の乱高下しているときの対処」が紹介されています。私なりに、要約すると、以下になります。
 (詳細は、上記リンク先でご確認ください)

・3つのルール
 1.株式市場の乱高下はよくあること。分散投資を図れ。
 2.パニックに陥り株式を投げ売りするべきではない。「回復の恩恵」を享受するため持ち続けよ。
 3.長期的な投資目標を達成するために、積立投資を続けよ。
・ルールから導かれる乱高下時の対処
 現在の投資先が合理的(分散投資できていて、リスクが許容できる等)ならば、何もしなくてよい。 

  私も同意見です。
  健全なポートフォリオ(分散投資)が構築されているならば、何もしなくてよいのです。狼狽した結果、わざわざ不健全な状態にするなんて愚の骨頂。

 何かするのであれば、行動する前に、より健全なポートフォリオにするために成すべきことを冷静に考えましょう。直近のような下げ相場で成すべきことは、もしかしたら、「ポートフォリオで比率が低下した『株式比率を高める』ためのリバランス」かもしれません。