滅多に記事が公開されることのない、このブログ。5月には、沖縄でサイクリングしたりとか、時々は自転車に乗っているのですけどね。そんなこんな(?)で、久しぶりの更新です。

8月12日に、福島県でサイクリングを楽しみました。猪苗代湖一周&檜原湖一周です。猪苗代湖一周サイクルロゲイニングへの便乗サイクリングであります。どうせサイクリングするならば、宿泊費助成の2,000円をいただこうとの魂胆です(笑)。

サイクリングにあたっては事前に、こちらの方法で、予定経路や補給ポイントなどをスマホに登録していました。しかし、スマホのGPS機能が不調で当日は地図情報(自分自身の位置情報)をほぼ使えず。
湖(猪苗代湖&檜原湖)や山(特に会津磐梯山)との位置関係や、道路の標示類を参考に自分自身のおおよその位置はわかりますので、それほど支障なくサイクリングできましたが、GPS機能が不調のため、移動のログを取れなかったのは少し残念でした。

以下、雑多ですが、サイクリングの記録です。


まずは、当日の移動ログ。(記事の冒頭に載せてしまいます)
01_移動ログ
肝心の猪苗代湖一周&檜原湖一周がほぼ記録されていません。ホテルから猪苗代湖畔(野口英世記念館付近)への自動車移動とか、さほど重要でない部分は記録されているのに・・・。近々、スマホを買い替えるぞ。


ちなみに、サイクリング前夜は、喜多方市街地のビジネスホテルに宿泊。
炭水化物諸々と、地元の馬刺&トマト&ビール(2本。もっと飲みたかったけど、翌日の体調リスクを考慮して我慢)で鋭気を養っております。 
02_前日


サイクリング当日は自動車で、猪苗代湖畔まで移動。猪苗代湖湖畔まではそれなりの上り坂ですので、登坂に弱い私故、横着しました。
野口英世記念館至近の猪苗代湖よりの無料駐車場で輪行袋を開梱&自転車をセッティング。ここが本日のサイクリングのスタート/フィニッシュ地点です。
03_出発


そして、今回は出発時に福島晋一氏にいただいた、お下がりグローブを着用。福島県サイクリングということで、無理矢理こじつけ(笑)。前回のあぶくま桜サイクルロゲイニングでも、使えばよかったな。グローブを装着して、6:00過ぎにサイクリングを開始しました。
04_福島晋一氏のグローブ


猪苗代湖を反時計回り(左手が猪苗代湖)することにして、サイクリング開始。開始数分で、会津磐梯山の絶景を望むことができました。野口英世の里郵便局付近から、写真撮影。晴天で、快適にサイクリングできそうです。
05_会津磐梯山


しばらくは、交通量が少なくない国道49号の走行を余儀なくされます。自転車にとって、さほど走りやすい環境ではありませんが、四輪(自動車)は私(自転車)に対して、かなりの側方感覚を保ってくれます。まぁ、当然のことではあるのですが、ドライバーの配慮はありがたい。
ほどなく、猪苗代湖湖畔の遊覧船発着所に到着。はくちょう丸&かめ丸です。つる丸&かめ丸ではありません(笑)。猪苗代湖は何度も訪れているのですが、この遊覧船を利用したことはありません。いつか、乗船してみたい。
06_遊覧船発着所


ここからさらに西進したのち、会津レクリエーション公園付近を左折。国道49号を離れます。そして、猪苗代湖の西岸へ。自動車の交通量は極めて少なく、自転車で走りやすい環境です。中田浜のあたりは、こんな感じ。写真のパッと見は海ですよね。湖とは思えない。殺伐とした私の心も癒やされる、いい雰囲気です。
07_中田浜


南下すると、崎川浜に至ります。ここには、キャンプや湖水欲を楽しむ方々の車が多数。猪苗代湖は、眺めたり、周囲をサイクリングするだけでなく、いろいろ楽しめるのです。
08_崎川浜


さらに先に進むと、林道への分岐点に至ります。林道(赤崎小倉沢線)経由だと、それなりの山道。林道を避けて迂回路もあるはずなのですが、無謀にも山道を選択。
09_林道入口


林道では、一部に10%超の登坂もありましたが、全体としてはそれほどキツくなく、普通に走りきることができました。よほど坂道が苦手な方でなければ、迂回せずに林道を走るほうが、サイクリングを楽しめると思います。
何度も停止して写真を撮影しつつ、GPS機能を失ったスマホで「現在位置はどこだ?機能回復しないかな???」とスマホいじりを繰り返した挙げ句、アブに刺されてしまったワケですが。。。
10_林道の途中

11_林道の途中2


この林道は、落石多数。蚊やアブを筆頭に虫が多数。しかし、ヒトとは一切すれ違うことなく、林道を終えることになりました。本当に、人っ子一人、自動車一台、すれ違わない。そんな林道の先には、青くて綺麗な猪苗代湖と雄大な空が広がっていました。アブに刺された傷みも和らごうかというものです。
12_林道おわり


この時点で、猪苗代湖の南岸に到達。さらに東に進むと、湖のなかにそびえる鳥居を発見。わざわざ、湖の中に鳥居を建てているということは、水の神様なのでしょう。
湖畔沿いの道路沿いにある石碑によると、金毘羅宮とのこと。私がこのとき連想したのは、香川県の金毘羅宮なのですが、このブログを書いている途中で、いわきにも金比羅さまがあったよな、と気づきました。いわきの金毘羅さまの関係なのかな?
13_金毘羅宮鳥居

14_金毘羅宮石碑


東に自転車をすすめて、青松浜湖水浴場へ。
ここで写真撮影していると、地元のご年配の方(A氏とします)と自転車談義できました。

 A氏 : クラシックな自転車だねー(カーボンじゃないね。という意味だと思います)。どこの自転車?
 私 : ブリヂストンです。(ANCHOR だと通じないと思って)
 A氏 : ANCHORだね。9?8?いや・・・7?
 私 : よくご存じで(^^)。3です。鉄フレームです。
 A氏 : どこから来たの?
 私 : 東京から。
 A氏 : 東京から自転車で?
 私 : いやいや・・・
15_青松浜湖水浴場
その方は、私など足下にも及ばぬ自転車知識の持ち主。もしかして、サイクリストなのか、自転車屋さんなのか!?。ブリヂストン(サイクル)という言葉から、即座にANCHORと返答されるのは想定外でした。自転車移動だと、こういう地元の方との交流も楽しいです。

なお、この時点で、サイクリング開始から概ね3時間が経過。ゆっくり走って、何度も停止して写真撮影&スマホのGPS機能が復活しないかとアレコレスマホを触ったり、無駄に時間を使った結果です。時間かけすぎ。まぁ、急いではいませんし、楽しいので問題なしなんですけどね。
その先の湖南港への道程でも、いい景色を楽しめます。


猪苗代湖のほぼ南端から望む会津磐梯山。
16_湖南港へ


破格(?)に綺麗な湖水。
17_湖南港へ2


自然あふれる情景。
18_湖南港へ3


そして、湖南港に到達。
19_湖南港


ここから猪苗代湖の東岸を北上します。北上の途中にあるのが、この風景。ここは自動車で何度か通過していまして、その度に感じる疑問。オランダ釣りってなに?
20_オランダ釣り
どうやら、オランダ釣りは、「魚の寄せ餌」を使うため、水質に良くない漁法だそうです。
ここは水道の取水口の近くですので、水道の水質保全のために、禁止されている模様です。


さらに北上して上戸浜に到達。猪苗代湖東岸ともお別れです。この先は国道49号。
21_上戸浜


国道49号を少し走ると、志田浜です。猪苗代湖湖畔で、一番賑わうスポットかも知れません。店舗も多く、シャワーも完備。
22_志田浜1

23_志田浜2



そして、国道49号を走った後、なるべく湖畔を走りたく、細い道、細い道・・・と、猪苗代湖に近づこうとチャレンジしてみました。しかし、なかなか前に進めない。行き止まりだったり、ロードバイクが苦手な砂利道だったり、行く手を阻まれて、来た道を戻ってばかり。地図も見ずに走っていることもあり、行き当たりばったりなのです(笑)。
24_行き止まり


結局、右往左往した挙げ句、国道49号に戻る羽目になりました。49号を走っていると、左手にサイクリングロードを発見。農耕車および自転車専用らしい。これ幸いと、この道を走行することに決定。自転車道であるならば、「車両進入禁止」の表示(標識?)は不適切なのですが・・・。
25_自転車道
標識なのか、法定外表示なのか、不明です。おそらく、後者のつもりなのでしょうが?
日本語を理解できねば、意味を読み取れません。ダメダメ表示の典型だと思います。

車両進入禁止(自転車及び農耕者を除く)という意味ならば、歩行者は進入していいはず。
しかし、「農耕車および自転車”専用”」ということは、歩行者の進入もダメだのでしょうか???
率直に申し上げて「要改善」ですね・・・。


さてさて、サイクリングロードを進んでいると、サイクルセンターという施設に遭遇。まぁまぁ綺麗なトイレと、休憩所が併設されていました。
26_サイクルセンター


そして、サイクルセンターから、数百メートル(だと思います)で、出発地点の野口英世記念館近くの駐車場に到着。
27_猪苗代一周帰着
超ゆっくりサイクリングで、停止を繰り返してばかりで、到着は11:00。所要時間は約5時間でした。時間をかけすぎてしまいましたが、会津磐梯山と猪苗代湖の雄大な景色を眺めながら、ゆったりサイクリングを楽しめました。

真夏とはいえども、私が走った経路には、けっこう木陰がありました。自販機を含めて、補給可能な地点はそれなりにあります。サイクリングとしては、かなりおすすめです。

猪苗代湖周辺の道路を、自転車用の進路をあらわすブルーラインなどでペイントしたり、案内板をこまめに設置すれば、もっともっと、サイクリングコースとして、人を呼び込めるのではないかと感じました。

これで、私の猪苗代一周サイクリングは終了です。が・・・、サイクリングは終わっていません(笑)。冒頭に申し上げたとおり、檜原湖も一周したのです。


檜原湖を一周するために、まずは桧原湖畔に向かいます。桧原湖畔まで、急な坂はないのですが、緩斜面がだらだら続きます。登れない私には少々きつく、飲料の消費が想定内の上限くらいで、けっこう激しい。早めに飲料を確保すべきだな。できるかな?できないかな?と思いながら走行していると、ありました。補給地点。
28_黒沢酒店
 黒沢酒店の軒先で、小休止。


補給を終えて、しばらく走ると、檜原湖にほど近いコンビニ(セブンイレブン裏磐梯店)に到着します。ここでも、小休止&ソフトクリームで補給。
昼食は桧原湖を一周中にラーメンかそばを摂る予定ながらも、補給食代わりにカレーパンを1つ購入しまいた。不要かな?と思いつつも、知らない道を2時間くらいは走るのですから、補食のひとつくらいは、持っておこうと。
29_檜原湖往路の711


セブンイレブン裏磐梯店から数分で、檜原湖東岸に到達。檜原湖も、猪苗代湖に負けず劣らず綺麗です。すれ違うサイクリストも多数。心なしか、交わす挨拶「こんにちはー」がお互いに弾んでいるような気がします(笑)。
30_檜原湖東岸1

31_檜原湖東岸2



真夏のサイクリングながらも、気温は(おそらく)30度以下。快適な環境でペダルを回して、檜原湖のほぼ北端に到達します。
32_檜原湖北端
山の向こうは、山形県米沢市です。


そして、この地にあるラーメン屋さん、奥裏磐梯らぁめんや (【旧店名】Sio-YA)で昼食です。ラーメン屋さんっぽくない店内に入ると・・・。
33_ラーメン1

なんと、本日は終了。時刻は13:15頃だったのですが、一足遅かったようです。猪苗代湖一周で時間をかけすぎだったかも(苦笑)。
34_ラーメン2


仕方がありませんので、ラーメンは諦めて、サイクリングを継続。次の候補のお蕎麦やさん蕎麦古家に向かいます。
34_蕎麦
しかし、ここも本日終了でした。「営業中」の表示はありますが、蕎麦は売り切れ。目当ての食にありつけず。この時点で、若干の空腹感が・・・。
昼食なしで、さらに少々走ったのですが、やはり空腹感を拭えません。この先、道の駅など食事をできる場所はあるはずなのですが、空腹のまま走り続けるのは、あまりよくない。

そう判断して、見晴らしのいいところで、カレーパン休憩。セブンイレブンでひとつ購入しておいて正解でした。
北側(裏磐梯)から望む、会津磐梯山。素人の私にも、山体崩壊の様子が見て取れます。
35_裏磐梯1

36_裏磐梯2


そしてここからは、想定よりも少し厳しいアップダウンが待ち受けていました。それでも、カレーパンのおかげで、なんとか切り抜けて、再び、セブンイレブン裏磐梯店へ。結局、途中で昼食は摂りませんでしたので、コンビニでの昼食となりました。
37_檜原湖復路の711


ここから、猪苗代湖畔へは、ひたすら下り基調です。久しぶりのロングライドで、自覚以上に疲労している可能性がありますので、より慎重に走行。復路は途中で見祢の大岩に立ち寄り。磐梯山の水蒸気爆発で、こんな巨石が運ばれてきたとのこと。
38_見祢の大岩


そして、野口英世記念館近くの駐車場へ帰着。時刻は16:00。
39_サイクリング終了
檜原湖一周(の往復)の所要時間も約5時間でした。
超ゆっくり走って、猪苗代湖一周とあわせて、10時間。距離的にはやや短く、120㎞程度でしたが、一日ゆっくり楽しめるサイクリングでした。満足度は極めて高い。

真夏でも暑すぎず(油断は禁物です)、過激な坂道もなく楽しめました。猪苗代湖や檜原湖のサイクリング、おすすめです。